1.MZ-2000について
当時のカタログより
今回改造を行ったMZ-2000について少し話してみたいと思います。
MZ-2000を初めて触ったのは中学2年ごろだったと記憶しています。中学の部室にあったものでした。
そのころはパソコン(その当時はマイコンと言われていました)がブームになり始めたころで、それ以前にそれもまた部室においてあったMZ-80Kをさわっていました。
そのため、その後自分で購入したのはMZ-80K2Eで、それから私のPC暦が始まりました(ちなみに、MZ-80K2Eは今でも完動します)。
自分ではMZ-80Kの系列(その当時シャープのMZには大きく2系列あり、1つはMZ-80Kから始まる系列 MZ-80K,K2,K2E,1200,700,1500、もうひとつはMZ-80Bから始まる系列MZ-80B,B2,2000,2200,2500
でした)を使用していましたが、MZ-80BやMZ-2000はその高級感あふれる独特のフォルムから憧れていました。
初期のMZのデザインの特徴は何といってもオールインワンであることです。現在のPCは本体、ディスプレイ、キーボードがセパレートですが、ノートパソコンのように、全部が一体となったものでした。その当時でも、枕型といわれた本体とキーボードが一体でディスプレイは外着けのものが多かった中で、めずらしい形態だったと思います。
今回MZ-2000を使用したのは、思い入れのある機種であることと、その現在でも目を引くデザインが理由でした。最初は、インテリアとしてMZ-2000が欲しいと思っていたのですが、自分が所有していた機種でないため、ソフトが手元にありませんでした。いくらインテリアといっても、まったく動かすことが出来ない状態で置いておくのはどうかなと思ったので、どうせなら、現役で使用できるPCに改造してしまおうと思い立ち今回の改造となった次第です。
MZ-2000以外にデザイン的に気に入っており、思い入れがある機種としては、X1,X68000,Mac Classic等があります。特にX68000やClassicはやはり改造を行われている方が多く、HPを拝見して関心しています。