●X1-Fの改造


X1FはX1turboシリーズに見られる5.25インチFDDを2つ横置きにしたデザインのパソコンだ。
X1、X1C、X1DときてX1Dの時に3インチ(3.5インチではない)フロッピーを1基搭載したのだがさすがに時代は5.25インチ全盛でだったため、5.25インチフロッピーを標準搭載とする初めてのX1として意義が深いパソコンである。
X1Fには、カセット搭載のmodel10、5.25インチフロッピー1基搭載のmodel20、2基搭載のmodel30の3種類のラインナップがあった。

今回改造したのはmodel20で、色は白黒のツートンカラー。X1turboもツートンカラーだが、turboが前面黒なのに対し、こちらは下1/3が黒でフロッピー部は白色である。最初、turboと勘違いしてしまった。

X1Fの上蓋を開けた状態

前部品を取り外した状態

分解してみるとこれはかなりシンプルな造りをしている。
横4箇所後ろ2箇所のネジをはずしてスチールのふたを空け、上のガードレールをはずし、FDDとインターフェースBOXをはずすと、残りは電源とメインボードのみになる。

その電源とメインボードをはずすと、あとはまっさらな四角い箱だけだ。これは組み込む部品の配置がかなり楽そうだ。


マザーボードの取り付け

今回の改造は家で余っているものを使って組み上げようというのが趣旨なので、なるべく新しい部品を買わないように勤めた。

まずはマザーボードだが、これはATXフルサイズのSLOT1タイプと、SocketAタイプのATXボード、X1Cの時に使ったPCI基盤Socket370タイプのPL-Renaissancw/R370Sがあった。できればSLOT1のPentiumⅢを使いたかったので筐体に合わせてみたが、基盤は十分余裕があってCPUの高さも問題ないのだが、PCIに刺さったボードの高さがかなりはみ出してしまう。オンボードタイプのマザーボードならばPCIを犠牲にして使えるのだが、持っている2つのATXマザーボードは両方ともビデオ別なのであきらめることにした。
で、結局R370Sを使うことにした。これならこの筐体に収めるには余裕すぎるので、他になにか組み込めそうだ。


電源の取り付け

次に、大きさが心配だったのが電源だったのだが、マザーボードにR370Sを使うことになったので大きな電源が必要ではないので、150Wのテスト用に1台持っていたATX電源を使うことにした。筐体に合わせてみると、下の金属版の突起を切り落としてやればぴったり収まる高さなのでこれできまりとなった。

あとは余っていたCD-RWドライブ、FDDドライブ、IDEハードディスク(15G)を使い、キーボードとマウスはいっぱいあるので問題なし。

CPUはCeleron800がマザーボードに既に付いた状態で、メモリは256Mが一枚余っていたのでこれで全部部品がそろい、本当に何も買わないですみそうだ。
Pentium4の時代だが、まだCeleron800でも使い方ではまだいけるということで、今回はスペックには目をつぶり、拡張はUSBで行うことにしてUSB-HUBを内臓することにした。
普通の使い方ならこのマシンで十分だろう。


背面カバー

HDDの取り付け

ケーブル配線


問題はいつもの通り「いかに元のデザインのままに仕上げるか」だ。
電源スイッチはもとのものをそのまま使えそう。
電源スイッチ下のLEDもそのままHDDと電源ランプに流用するとして、
やはりデザインに一番影響があるのがCD-RWとFDD。
CD-RWはやはり元5.25インチフロッピーがついていた場所にしか収まらないのだが、CDのフェースを前面に出したくないので、X1G改造のようするか、5.25インチフロッピーがついてない側に配置して平らなフロントカバーで前面を隠すようにする。
で、3.5インチFDDだが、あまり使用頻度が高くないということで無理に付けることはないと判断した。

カバーをつける前の状態

完成

CDが開いた状態


まず、マザーボードを取り付け、電源を後ろの中心に配置した。これは電源からのケーブルがどこにでも届くようにという理由から。

ハードディスクは直接下の鉄板にねじ止めした。
増設するときのために、重ねられるスペースを残し、また前面から見て電源の右側にも付けられるスペースを残した。

マザーボードの裏はアルミ板に穴を開けてカバーを作成した。

CDについてはもとの5.25インチフロッピーがついていた所ではなく、平らなカバーがついていたほうに取り付けた。カバーをしなくても結構格好いいのでそのままにしようかなとも思ったが、カバーを取り付けることにした。CDイジェクトはカバーの右下の部分を押すことでできる。

あとは、電源スイッチがもともとついていたものは押すとスイッチが入ったままになってもう一回押すとスイッチがOFFになるタイプのもので、そのまま使うことができないのでATX電源スイッチに取り替えた。