●X1-CSの改造


4.電源

PL-Renaissance/370Sのマニュアルをよく読んでみると、電源はATとATXの2種類でつなげることが判りました。そこで、ATXの小型電源を探したのですが、X1に入るようなサイズのものが見つかりません。どうやら、ATX電源はPCケースの固定のため、大きさやネジ位置などが決まっているため、容量の小さな電源でも、ある決まった大きさになってしまうということが判りました。

 

それならMicroATX用の電源が使えるだろうと思い調べてみたところ、MicroATX用の電源というのはなく、ATX電源を使用するか、SFX規格の電源を使用するということが判りました。SFX規格電源は容量の少ないもの(100W)まであり、ケースのサイズも決まっていないため、小さなものがあります。一般にmicroATX用電源として売られているのはこのSFX規格電源です。

 

そこで、SFX電源が使えるか調べてみるたのですが、はっきりしません。ATXのマザーボードをmicroATX電源で動かすなんてことは、普通の自作で行なわないからです。普通、小型PCが欲しいと思ったら、microATX基盤にmicroATX電源、FlexATX基盤にFlexATX電源を使います。これは、異機種改造独自の問題のような気がしました。

 

ATX電源とSFX電源の違いは

 -5V出力なし 

 FANモニタ出力なし

の2点です。この-5Vの扱いがどうなっているかがマザーボードに依存するので、動くか動かないかがはっきりしません。聞いた話によると、PCIバスなどが使用できない場合があるそうで、他は大丈夫といううわさです。PL-Renaissance/370SはPCIを搭載していないのでその話が本当なら問題はない

のですが、はっきりしないまま使うのは、とても怖いので、

 (1)容量の小さいATX用の電源を使用し、ケースから取り出し、収まる大きさに加工する。

 (2)SFX電源を使用し、-5Vは5V出力かDC-DCコンバーターを使用して作る。

という2つの案を考えました。そこで、小さなATX電源と、SFX電源を探しに秋葉原に行きました。

ATX電源

SFX電源

電源サイズの比較

左:ATX、右SFX、手前:X1Cs電源


ATX電源は、珍しく150Wという容量の小さなものがあったので、それを購入しました。

SFX電源ですが、色々探しているうちに、不思議なものを見つけました。-5V出力があるのです。店員さんに聞いたところ、この電源は特殊で、本来SFXには-5V出力はないといっていました。確かに、他の電源を見ると-5V出力はありません。サイズ的には思っていた電源より少し大きかったのですが、これを購入し、DC-DC

コンバーターは手に入れるのをやめました。

 

ATX電源で動作確認をしたあと、SFX電源で試してみました。問題なく動いていたので組み込みの検討をすることにしました。

まず、ATX電源を分解してみました。BOXは大きいのですが、中身はけっこう小さいです。放熱板がけっこう大きいため、入れるならば曲げなければなりません。X1にあてがってみると縦横ちょっと大きくて、入れるのはちょっと無理がありそうでした。やはり、電源は小さいほうがいいので、動作も確認したこともあり、SFX電源を使用することにしました。

 

しかし、いくら小型の電源とはいえ、そのままでは入れることはできません。X1の筐体は思った以上に狭いです。そこで、ケースから取り出し、あてがって見ました。縦にあてがってみたのですが、横幅と奥行きはまったく問題ないのですが、高さが入りきりません。マザーボードの横に寝かせるように置いても今度は横が入りきりません。そこで、苦肉の策として、電源基盤を立てて斜めに配置することにしました。さすがに電源は剥き出しのままだと危険なので、アルミを加工して、固定具を作ることにしました。

 

電源をもともとついていた電源のケースに穴明きアルミを加工して斜めに取り付けました。筐体を上から取り付けてみて入ることを確かめました。そのままの状態で、しばらく動作テストを行ったのですが、やはり電源が異常に暑くなります。自然冷却では無理そうなので、ファンを取り付けました。取り付けたファンは元の電源についていたものではなく、小型のものを別途購入しました。

電源を斜めに固定

筐体への固定

冷却用ファンの取り付け